< トルコ文化 >

民族的英雄

1)ナスレッティン・ホジャ:
13世紀のアクシェヒールの滑稽家であり賢人。彼の言葉はトルコ中に知られ、主張を力説するためにしばしば用いられます。
2)カラギョズ:
14世紀にブルサに住んでいたといわれる滑稽家。現在では、操り人形芝居の登場人物として知られています。カラギョズは、気取り屋の友人であるハジヴァットを負かすために下劣な冗談を飛ばす下品な男でした。人形芝居では、操り人形に派手に色着色されて半透明の動物の皮が張られ、白い画面に投影されます。
3)ユヌス・エムレ:
トルコが誇る13世紀の哲学詩人の一人。彼の基本的なテーマは万物に対する愛、友情、兄弟愛、神の下の正義でした。700 年も前に書かれたにも関わらず、彼の簡素で純粋な作品を読むとその深い意味を感じることができます。彼の作品はいまだに色褪せることなく刺激的です。
4)キョロール:
15 世紀の民族詩人。彼は時代を代表する人物であり、当時の英雄でした。彼の冒険は何世紀もの間、賞賛と熱意を持って語り継がれ、現在かつてないほど注目されています。キョロールは、貧しい人や抑圧された人々への無償の手助けを行った歴史的人物の一人です。また、政府の圧制や嫌がらせに打ち勝った偉大なる勝者でもあります。

 民俗舞踊

 トルコにはそれぞれの地域に独自の民族舞踊と民族衣装があり、有名なものには次のようなものがあります。

1)ホロン:銀の縁取りのある黒い衣装をまとった男性のみで踊られる黒海地方のダンス。ダンサーは手をつなぎ、“ケメンチェ(原始的なバイオリンの一種)”に合わせて踊ります。
2)カシュク・オユヌ:コンヤからシリフケ地方に伝わるスプーン・ダンス。着飾った男女が手に持った木のスプーンを打ち鳴らしてダンスのリズムを刻みます。
3)クルチュ・カルカン:オスマンによる街の支配を題材にし、剣と楯を使ったブルサのダンス。初期のオスマンの軍服を着た男性のみが登場し、音楽は使わず剣と楯の触れ合う音に合わせて踊ります。
4)ゼイベク:エーゲ海地方のダンス。色とりどりに着飾った男性(エフェ)が勇気とヒロイズムをテーマに踊ります。

ヤール・ギュレシュ

オイル・レスリングはトルコの国技であり毎年7 月にエディルネ郊外のクルクプナールでレスリング・チャンピオンシップが開かれます競技を難しくするためレスラーが体にオイルを塗ります

トルコ料理

食べ物だけを目当てにトルコに来る人がいるほど、トルコ料理は世界中で有名です。丹精込めた料理はシンプルでありながら新鮮な食材の味がうまく引き出されています。料理の種類は多く、コースではスープから始め、驚くほどバラエティに富んだメゼ(前菜)、肉料理、魚料理と続きます。すこし時間をおいてから、有名なトルコ菓子、ペストリーと続き、最後にトルココーヒーで終わります。トルコ料理には新鮮な材料がふんだんに使われており、トルコ国内でもさまざまな果物、野菜を作っているほか、三方を海に囲まれているため、トルコに水揚げされる魚の種類は数え切れません。

アルコール類は、軽めのトルコビール、地元で作られるワイン、トルコ独自のお酒である「ラク(アニゼット)」などがあります。ラクは水で割ると白く濁ることから「ライオンのミルク」と呼ばれています。ラクを飲むこと自体が儀式で、伝統的にいろいろなメゼ(“前菜”)がついてきます。
コーヒーや紅茶はどこへ行っても飲むことができ、また、瓶入りの飲料水やミネラルウォーターもどこでも手軽に買うことができます。水道水も飲めますが、塩素消毒がしてあるためあまりおいしくありません。

イスタンブール、アンカラ、イズミールのような大都会では、中華料理、ロシア料理、日本料理、韓国料理、フランス料理、スイス料理、ドイツ料理、イタリア料理などのレストランもあります。

トルコのコーヒーハウス

トルコではどんな小さな村にも“カーヴェハネ”と呼ばれるコーヒーハウスがあります。ここで、男たちはコーヒーをすすりながら話をしたり、トルコ独特のバックギャモン(タヴラ)に興じています。特にイスタンブールでは、コーヒーハウスで水パイプ(ナルギレ)をふかしている男たちを多く見かけることができます。

トルコ風呂

トルコの社会では身体の清潔さを重んじるため、公共の浴場「ハマム」が中世からありました。通常は男性用と女性用のハマムがありますが、街に一つしかハマムがない場合は、日や時間によって分けられています。ハマムに入った後は、脱衣場に服を置いてタオル(ペシュテマル)を体に巻き、暖められた大きな石の台(ギョベック・タシュ)の上に寝たり、ここで汗をかきながら垢すりをしてもらいます。もし暑さに我慢できなくなったら、涼しい部屋で休むこともできます。また昔ながらの浴場は、建物自体にも非常に興味をそそられます。

 

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